県消費者センターに寄せられた多重債務に関する相談件数が、
07年度、過去最高の3542件に上っていたことが分かった。
03年と06年の貸金業法改正により、県に登録する消費者金融業者は
減ったものの、無登録の闇金融業者が急増していることが原因とみられる。
県警の07年の闇金融検挙件数は全国の都道府県で最多で、専門家は
「潜在的な多重債務者が急増している」と警鐘を鳴らしている。
上限金利引き下げなどの規制強化を盛り込んだ同法改正により、
県内の登録業者は03年度末の623から08年5月末の161にまで激減した。
しかし、消費者センターへの相談は05年2611件、06年3287件、
07年度3542件と3年連続で増加した。
県司法書士会相談部長の久保田誠司法書士によると、相談者はともに収入が少なく、
不況の影響を受けやすい若年層と高齢者層が大半を占める。
「バブル期に購入した住宅ローン返済のため、
消費者金融計6社からそれぞれ約28%の金利で計260万円を借り、
返済できなくなった」「夫が定職に就けず、生活費として計9社から
計300万円を借り、返済を迫られているが、
子供2人を抱え働けない」といった相談があったという。
こうした相談者の多くは登録業者に借り入れを断られ、
闇金融から違法な金利で金を借りている。県警生活経済課によると、
07年の闇金融被害者は6700人で、06年5200人から大幅に増加。
検挙件数も43件(06年17件)に上った。営業所を持たず、
携帯電話で手続きを取る「090金融」が目立つが、
犯行には他人名義の携帯電話が使われるため
「犯罪組織の全容解明が難しい」(同課)という。
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