法外な高金利で現金を貸し付けるヤミ金融の被害を食い止めようと、
「多重債務対策シンポジウム」(全国クレサラ・商工ローン調停対策会議など主催)
が26日、甲府市朝気1のホテルクラウンパレス甲府で開かれ、
弁護士らが問題の現状やヤミ金融の撃退法について講演した。
また、自殺要因の3割以上を経済問題が占める中、自殺率全国一の
山梨には被害者の会がないため、年内設置に向けて取り組みを
進めていくことが確認された。
この日は県内外から約100人が参加。講演では、
全国的な機運の高まりの例として、「ヤミ金融に対しては、
貸し付け元本も返済の必要はない」とする6月10日の
最高裁判決や貸金業法改正などが紹介された。一方、今後の課題として、
社会保障制度の充実など、官民一体となった救済の必要性が挙げられた。
被害相談者のほとんどが年収200万円以下の低所得者で、
多重債務問題の裏には貧困や労働問題が潜んでいるためだ。
元被害者による体験発表も行われた。リストラ後、
ヤミ金融7社から340万円の借金を背負ったという男性は、
東京の被害者の会に相談し、「債務はなく、過払い分を取り戻せる」
と教えられた経験を語った。全国クレサラ・商工ローン調停対策会議によると、
被害者の会は41都道府県で設置済みで、残るは山梨など6県という。
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